鬼束ちひろ『陽炎』PV＠熊本？

猛暑で脳みそが沸騰しそうな、朦朧とした意識でテレビを観ていたら、
CMが流れました。
ん？　どこかで観た光景・・・
そのCMは、皆さんご覧になったことがあると思いますが、
「大分むぎ焼酎 二階堂」
♪　ちゃららららら　らら　ら　ら・・・
と、憂愁を感じさせるBGMが流れるCMです。
何度も観ているはずなのに、はじめて気にかかりました。
CMの終わりの方にちらっと流れる風景。
海の中に電柱が連なっているような光景です。





ああーー、これ、

「陽炎」のPVの背景じゃ！？



「二階堂」のHPなどを調べると、そこは、
熊本県宇土市住吉町の、
『長部田海床路』と呼ばれている場所でした。

有明海に面した干潟は潮の干満の差が非常に大きいらしく、
引き潮になったときに船が戻って来るとき岸に近づけないので、
潮が引くと、電柱の連なっているところに路が現れるそうです。
（間違っているかもしれませんので悪しからず・・）

え？
で、なんて読むかって？

そうなんです。場所の地名はすぐに分かったんですが、
その読み方が・・・
検索しても、あまり情報が出てこないし、
ブログを書いている方には、「どう読むの？」と、問いかけている方もいる始末・・
熊本といえば、「原」を「ばる」と読んだり、特色のある読み方の地名があります。
また、以前熊本へ行ったとき、バスガイドさんのお名前が、
「こおろぎ」さんとお読みする漢字一文字（いや二文字だったかな？興梠さん？）、
の名字だったことも思い出され、
さぞや特殊な？読み方かなとさらに調べて、
宇土市のHPも見たんですが、観光名所にも載っていない始末・・
でも、なんとか調べて、

結果

じゃじゃーーん！！


「ながへた」と読むようです。（おそらく・・・？）


しかし、「海床路」とは、すてきな響きに感じます。
海の路。

♪　海が割れるのよ～

なんて歌もありますよね!?

有明海沿いには、こういう風景の場所が他にもあるそうですし、
他の地方かもしれませんし、海外かもしれませんので、
これらは私の単なる空想です。


「陽炎」のPV、
はじめは潮が引いた干潟が現れ、
そこにカラスの化身？の鬼束さんが登場します。
だんだんと潮が満ちてきて、
海水に満たされていきます。
そして鬼束さんはカラスの姿に戻り、飛び去って行きます。

♪　見たことのない空を見せるわ


潮の満ち引きのように、人生も、
満たされたかと思えば、すぐに空しくなっていく。
そしてまた、満たされる。
その繰り返しなんでしょうね。

「路」が現れたかと思えば、
かげろうのように、消え去ってしまう。
でもそれは幻ではなく、無くなったわけでもなく、
また現れる。
時期がくれば。
時代がくれば。

いや、満たされていない時にこそ、路が見えるのかもしれません。

なんてね・・・

コメント 4

初めまして。
鬼のファンをやってる者です。

陽炎のPVの撮影地は木更津だと思います。
実際に行って見てきたので（笑）
by ひでぼー (2010-07-22 09:41) 

はじめまして。
木更津、東京湾だったんですね！
おお！　実況見分されたんですか、すごい！！
ありがとうございました。
by WATA-ONI (2010-07-22 19:51) 

この場所は潮干狩り場として使われているようですよ。

来月は「X」のPVの撮影地である「七ツ洞公園」に行こうかなと思っています！
茨城県水戸市にあるので帰りに納豆でも買って帰ろうかなと（笑）
by ひでぼー (2010-07-22 20:52) 

おお！　撮影地巡りツアーですか、いいですね!!
やっぱり関東方面なんですよね・・
鬼束が立ち、見たであろう光景を、堪能してきてください。

by WATA-ONI (2010-07-22 23:46)