「CROW」 そして 「陽炎」
基本、カラスは嫌いではないんですが、むしろ凛としてきれいな鳥だと思うんですが、
これだけたくさんいると、・・・
ヒッチコック監督の映画「鳥」を髣髴させます。
カラスつながり?ということで、
鬼束ちひろの、『CROW』
どうしてこの題名をつけたのか、
題名が先にあって曲ができたのか、
曲ができて、「この曲の題名は、『CROW』だろう!」と
鬼束さんらしく直感でつけたのかは・・・
曲の内容と題名の一見して関係の無さは鬼束流に感じます。
まあ、そんな推測はどうでもいいことですよね。
感じればいいこと。
勝手な想像。
この曲は鬼束さん自身に対して歌いかけているようにも感じます。
「ガンバリ過ぎんなよ!」 みたいな?
カラスのように、人(人間)からどう見られようが、
しゃんとして大空を羽ばたいていけばいい! と。
カラスって、見ていて、カッコイイと感じませんか?
偏見で見ているのは、人間様の身勝手?
そして最近発表された、
『陽炎』
そのPVが浮かんできます。
黄昏たような景色にカラスの群れが
そしてカラスの群れが変身?するかのように、鬼束さんが現れます。
カラスの化身?
「陽炎」は、「CROW」に対して今度は、他者に向けられているように感じます。
「不安や苦しみを、取り去りましょうか?」
♪ 見たことのない空を見せるわ
大空を伸びやかに舞っていたカラスたちが、
地上に降りて、遊女の姿になって、舞います。
優雅に舞いを見せてくれます。
「のびのびやっていけばいいのよ!」
みたいに・・・
でも遊女って、自由なようで、束縛されている?
そんな束縛されたなかでも、自分らしく、自身を持って、
尊厳を失わず侵されず、人生を舞えばいいと。
そして遊女はカラスの姿へと戻り、
大空へ。
♪ 貴方をさらってしまいたい
カラスよ、さらっておくれ・・・
2010-05-22 00:00